2010年 10月 20日
大峰ちょっとだけ |
10月10日~11日
せっかくの連休。一泊で大峰の何処か歩こうと思っていたら初日の朝と翌日の夕方が家の用事で潰れてしまった。仕方ないのでがっつり縦走は諦めて、行動時間三時間程度で楽しめる場所は無いかと地図を眺めた。そういえば行者還小屋の近くに台高を見渡せるテン場に良さそうな平坦地が有ったなぁ。初日は天気が微妙だが翌日にかけて回復するという天気予報なので、上手く行けばテントの中で台高の山並みと御来光を眺めながら朝のコーヒーをすすれるかもしれない。
随分前に購入して放置していたソロ用のタープが有るのでそれの試し張りをしてみよう。
行者還トンネルまで車で行けば二時間程歩けば着くはずだ。しかしトンネル西口からの木の根の張り出した歩きにくい急登のルートが嫌なので、今回お初となるトンネル東口からのルートを選択。地図上では破線ルートとなっているが数年前に整備の手が入って歩き易くなっているらしい。
行者還トンネル東口→一のタワ→行者還小屋
このルートをピストンで歩く。
ピークは一つも踏まないが、大峰奥駈道の中では癒し系のスペシャルコースなので問題無し。
車でトンネル東口に向かう途中、トンネル西口を通りかかると凄い数の車が駐車してある・・・殆ど弥山に向かう人の車のようだ。こりゃ東口の広場も満車かな?と、心配したが、着いてみると一台も居ない。僕の車だけだ。東口ルートってヤバいのか・・・・
今更西口に戻る気もしないので、身支度を整えて登山口に向かった。
12:15 行者還トンネル東口
懸念の東口ルートの状況は、破線ルートのヤバい雰囲気を感じるような箇所は全く無くて、オフィシャルの道標もしっかりと設置されていた。 西口ルートよりも急登が少なく歩き易いし、すぐに雰囲気の良い尾根筋に乗るので歩いていて楽しい。もちろん誰にも会わないし得した気分だ。
13:06 一のタワ
天気予報では回復傾向と言っていたが雨が降り出した。雨具を着込む。
ガスも出て来て奥駈は幻想的な景色。
ツキヨタケ?
のんびり写真を撮りながら歩いているとあっと言う間に目的地のテン場に着いたが、雨足が強まってきたので一旦行者還小屋で休憩することにした。テン場(おそらく送電線の鉄塔の撤去跡地)から小屋までは歩いてすぐ。ここまで誰にも会っていない。西口の車の人たちは皆弥山に向かったのだろう。
14:13行者還小屋
立派な造りの避難小屋。先客は三名。皆さん今日はここに泊まるとのこと。雨宿りの間ソロハイカーのU氏と奥駈談義で盛り上がった。
このままこの綺麗な避難小屋に泊まるのも良いなとも思ったが、一時間程で雨が上がったので意を決してテン場に向かう。
今宵のお宿はAlpinlite GearのStratiform 1
タープというかシェルターというか中途半端な感じ。メーカーページではタープに分類されている。特に必要という訳でもなかったがお値段の安さに惹かれてついつい購入してしまった。タープとバグネットで約$190-
重量はシーム済みの実測(ガイライン含まず)でタープが282gでバグネットが285gとなる。
キャラクター的にはMountain Laurel DesignsのPatrol Shelter辺りが近いかな。くちばし付きのタープである。Patrol Shelterとの違いはくちばし部分にジッパーが有り出入りが楽に出来る点と、後端が閉じている形のPatrol Shelterに対しStratiformは解放されていて、雨風へのプロテクションはシルナイロンで塞がれたバグシェルターの後端が担っている。今回心配だったのがこの部分で、タープの後端とバグネットの後端がほぼツライチになるため雨が隙間から吹き込んで来そうだ。
バグネットは長さにかなり余裕が有るのでもう少しタープの内側にオフセットして張れる方が良いと思う。 中に入るとタープの開放感と言うよりもシェルター的な守られ感である。入り口付近の一番高い部分なら中で座る事も出来るが、背中を丸めた窮屈な格好になる。雨天時の食事や着替えは難儀する。
夕方五時頃。すっきりしない天気のままわずかに望める台高の山並みを眺めながら夕食にした。メニューはカップヌードルカレー味。 鍋の向こうは切れ落ちてます。
食後、寝転んで読書しながら過ごしていたらまた雨が降り出した。おまけに突風も吹き出した・・・
風の直撃を避ける立地に張っていたので飛ばされる心配は無いが、突風の音がうるさくてとても寝付けない。なんか秋の大峰はこのパターンの突風が多いな。日没から吹き始めて夜中一時頃ピタリと止むパターンだ。今回も思った通り夜中一時頃ピタリと止んだ。
5:30 起床
小雨・・・台高の山並みと御来光は・・・・
心配した雨の吹き込みは全く無くシュラフ(BCB)はドライで快適に眠れた。くちばし部分も上手く機能しているようで、耐候性は思ったより優秀。
もう少し寝ようかと思っていたらソロハイカーU氏が遊びに来てくれた。話を聞くと和佐又に下りる予定であったが悪天候のため予定変更で行者還トンネルへ下りると言う。それなら一緒に歩いて、僕の車で下界まで送りましょうと言う事になった。カロリーメイトとコーヒーで簡単に朝食を済ませて急いで撤収。6:50出発。
三十分程歩いていると急に日が差して来た。みるみるガスが晴れて行く。
朝日に輝く奥駈。赤いデカザックはU氏。
ブロッケン!!
U氏と二人、朝もやの大峰の景色の素晴らしさに「ここ良いね〜」を連呼しながら歩いた。
帰りもあっという間に登山口に到着。すっかり空は青空になっていた。
洞川で風呂と食事を済ませU氏を駅に降ろして別れた。
トンネル東口ルートはかなり気に入った。また歩きたい。
せっかくの連休。一泊で大峰の何処か歩こうと思っていたら初日の朝と翌日の夕方が家の用事で潰れてしまった。仕方ないのでがっつり縦走は諦めて、行動時間三時間程度で楽しめる場所は無いかと地図を眺めた。そういえば行者還小屋の近くに台高を見渡せるテン場に良さそうな平坦地が有ったなぁ。初日は天気が微妙だが翌日にかけて回復するという天気予報なので、上手く行けばテントの中で台高の山並みと御来光を眺めながら朝のコーヒーをすすれるかもしれない。
随分前に購入して放置していたソロ用のタープが有るのでそれの試し張りをしてみよう。
行者還トンネルまで車で行けば二時間程歩けば着くはずだ。しかしトンネル西口からの木の根の張り出した歩きにくい急登のルートが嫌なので、今回お初となるトンネル東口からのルートを選択。地図上では破線ルートとなっているが数年前に整備の手が入って歩き易くなっているらしい。
行者還トンネル東口→一のタワ→行者還小屋
このルートをピストンで歩く。
ピークは一つも踏まないが、大峰奥駈道の中では癒し系のスペシャルコースなので問題無し。
車でトンネル東口に向かう途中、トンネル西口を通りかかると凄い数の車が駐車してある・・・殆ど弥山に向かう人の車のようだ。こりゃ東口の広場も満車かな?と、心配したが、着いてみると一台も居ない。僕の車だけだ。東口ルートってヤバいのか・・・・
今更西口に戻る気もしないので、身支度を整えて登山口に向かった。
12:15 行者還トンネル東口
懸念の東口ルートの状況は、破線ルートのヤバい雰囲気を感じるような箇所は全く無くて、オフィシャルの道標もしっかりと設置されていた。
13:06 一のタワ
天気予報では回復傾向と言っていたが雨が降り出した。雨具を着込む。
ガスも出て来て奥駈は幻想的な景色。
ツキヨタケ?
のんびり写真を撮りながら歩いているとあっと言う間に目的地のテン場に着いたが、雨足が強まってきたので一旦行者還小屋で休憩することにした。テン場(おそらく送電線の鉄塔の撤去跡地)から小屋までは歩いてすぐ。ここまで誰にも会っていない。西口の車の人たちは皆弥山に向かったのだろう。
14:13行者還小屋
立派な造りの避難小屋。先客は三名。皆さん今日はここに泊まるとのこと。雨宿りの間ソロハイカーのU氏と奥駈談義で盛り上がった。
このままこの綺麗な避難小屋に泊まるのも良いなとも思ったが、一時間程で雨が上がったので意を決してテン場に向かう。
今宵のお宿はAlpinlite GearのStratiform 1
重量はシーム済みの実測(ガイライン含まず)でタープが282gでバグネットが285gとなる。
キャラクター的にはMountain Laurel DesignsのPatrol Shelter辺りが近いかな。くちばし付きのタープである。Patrol Shelterとの違いはくちばし部分にジッパーが有り出入りが楽に出来る点と、後端が閉じている形のPatrol Shelterに対しStratiformは解放されていて、雨風へのプロテクションはシルナイロンで塞がれたバグシェルターの後端が担っている。今回心配だったのがこの部分で、タープの後端とバグネットの後端がほぼツライチになるため雨が隙間から吹き込んで来そうだ。
バグネットは長さにかなり余裕が有るのでもう少しタープの内側にオフセットして張れる方が良いと思う。
夕方五時頃。すっきりしない天気のままわずかに望める台高の山並みを眺めながら夕食にした。メニューはカップヌードルカレー味。
食後、寝転んで読書しながら過ごしていたらまた雨が降り出した。おまけに突風も吹き出した・・・
風の直撃を避ける立地に張っていたので飛ばされる心配は無いが、突風の音がうるさくてとても寝付けない。なんか秋の大峰はこのパターンの突風が多いな。日没から吹き始めて夜中一時頃ピタリと止むパターンだ。今回も思った通り夜中一時頃ピタリと止んだ。
5:30 起床
心配した雨の吹き込みは全く無くシュラフ(BCB)はドライで快適に眠れた。くちばし部分も上手く機能しているようで、耐候性は思ったより優秀。
もう少し寝ようかと思っていたらソロハイカーU氏が遊びに来てくれた。話を聞くと和佐又に下りる予定であったが悪天候のため予定変更で行者還トンネルへ下りると言う。それなら一緒に歩いて、僕の車で下界まで送りましょうと言う事になった。カロリーメイトとコーヒーで簡単に朝食を済ませて急いで撤収。6:50出発。
三十分程歩いていると急に日が差して来た。みるみるガスが晴れて行く。
朝日に輝く奥駈。赤いデカザックはU氏。
ブロッケン!!
U氏と二人、朝もやの大峰の景色の素晴らしさに「ここ良いね〜」を連呼しながら歩いた。
帰りもあっという間に登山口に到着。すっかり空は青空になっていた。
洞川で風呂と食事を済ませU氏を駅に降ろして別れた。
トンネル東口ルートはかなり気に入った。また歩きたい。
by mt_panda
| 2010-10-20 21:48
| 山